奥州エフエムで放送しているラジオ番組。
ナカノメ薬局社長の中目祐幸が
毎日の暮らしを快活に過ごしていくための
ヒントをお伝えします。
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令和6年4月10日放送頭痛と漢方薬 その2
今日は痛む場所によって、用いる漢方薬が異なるという話から始めます。
①後頭部から首筋に掛けて痛む・・・
緊張型の頭痛には葛根湯が効果的です。
葛根湯は7種類の生薬で構成されています。
その中で葛根はその主役的存在です。
葛根はクズの根を乾燥させた物で解熱効果があるため、風邪の初期に用いられますが、首の後ろの筋肉の緊張感を緩和させる効果もあります。
桂枝、麻黄などで血行を改善させるとともに後頭部痛みを緩和させます。
葛根湯の仲間:葛根加朮附湯などて知りました。② 目の奥が痛む・・・
群発頭痛の特徴でしたね。
群発頭痛の予防に降圧剤が処方されることがあります。
それは、釣藤散は血圧を安定させる効果がある漢方薬として有名な薬です。
この薬には11種類の生薬が含まれます。
主役は釣藤鈎です。ストレスなどで、熱を持った状態の肝の機能は不安定になり、感情が高ぶりイライラや逆上せが見られるようになります。
この状態を鎮静化させるのが釣藤鈎です。③ 気圧の変化で生じる頭痛・・・
雨の前や気圧の低下による緊張型頭痛のように締め付けられるような痛みには、体内の余分な水分を排泄させる五苓散ですね。
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令和6年4月3日放送頭痛と漢方薬 その1
頭痛に効果を発揮する漢方薬 生理前不快気分障害の頭痛に効果!
〇芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついん だいいちかげん)・・・痛みがメイン
芎帰調血飲に芍薬、桃仁など8種類の生薬を加えたのが芎帰調血飲第一加減です。
芎帰調血飲には血行改善して痛みを改善させる作用はありましたが、生薬を追加したことで、血を増やし冷えによる痛みや精神的な不安感を改善する効果が強くなりました。〇逍遥散・・・気分障害がメイン
当帰、芍薬、白朮、茯苓、柴胡、甘草、生姜、薄荷の8種類の生薬を含みます。気の流れが滞った状態に現れる様々な不調に効果を発揮します。
医療用に加味逍遙散がありますが、この薬の方が有名かもしれません。女性の生理前に生じる心身の不調に効果を発揮します。生理前は気や血の流れが滞り、お腹の張りや痛みだけでなく、精神的に不安定になり、イライラしたり、落ち込んだりすると言われています。月経前不快気分障害とも言われています。
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令和6年3月27日放送頭痛のはなし その1
川芎茶調散
(頂調顆粒 イスクラ)
頭痛全般に効果あり!日本人の成人の約4割が頭痛持ち!
頭痛には2つの種類があります。〇生命の危機につながる恐れがある二次性頭痛・・・原因には、脳の疾患の可能性があります。くも膜下出血、髄膜炎、脳梗塞などで、生命に拘わる危機的な状態かもしれません。
〇一次性頭痛は機能性頭痛とも言われ、頭部に外傷や何らかの障害がない頭痛のことです。片頭痛や緊張型頭痛、群発性頭痛などが一次性です。頭痛の9割が一次性と言われています。一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛や群発頭痛があります。
〇一次性頭痛の治療法として漢方薬が有効です。
冷え性体質の人は頭痛になりやすい・・・呉茱萸湯、川芎茶調散が効く! -
令和6年3月20日放送春の養生
〇「天人相応 てんじんそうおう」
自然と人の調和を意味します。自然現象と人体の整理を結び付けて考えるのが漢方の基本です。春は万物の動きが活発になり始める時期です。自然界のすべての物が伸びやかに成長する時期です。そして、冬の間にじっとしていた体内の陽気も活発に動き出す季節です。しかし、何らかの原因で、体内の陽気を上手く発散できないと体内に籠って、心身に影響します。〇気が外に発散できない
春は心身の変化が起きやすい 自律神経と関係が深い!
春の養生法のポイントは肝にあり! 肝は
①気のめぐりを順調にする
②血を貯蔵し、全身に供給する機能があります。放送では肝の機能を高める漢方薬を紹介しています。
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令和6年3月6日放送花粉症対策の話 その1 重度化を防ぐのが大切
気象協会の予測では例年よりも花粉の飛散量は1.5倍、昨年よりも2倍多いとの予報が出ています。しかし、3月に入り、気温が低く、積雪もあり、今は飛散が少ない状態です。
〇花粉によるアレルギー反応
花粉症を引き起こすアレルギー反応は、体内に入り込んだ花粉を取り除こうとする免疫反応によって生じます。これには「IgE抗体」という物質が関係しています。IgE抗体が花粉を異物と認識して結合します。 IgE抗体と花粉とが結合すると、アレルギー症状と関係している「肥満細胞」と呼ばれる細胞からヒスタミンという化学伝達物質が分泌され、それらの物質が神経や血管を刺激することで症状が現れます。目や鼻の細胞の表面に付着しているIgEと花粉が結合すると目のかゆみや充血、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどが現れます。
〇重症化の目安
日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会で「花粉症重症化ゼロ作戦」というプロジェクトを始めました。この中で、重症化の定義ですが、次の3つを挙げています。 ①1日11回以上くしゃみをする。 ②1日11回以上鼻をかむ。 ③鼻づまりで口呼吸している時間がかなりある。 この内、どれか一つでも当てはまると重症化しているのです。
〇どのようにして重症化を防ぐのですか?
学会が推奨するのは、重症度に応じた治療です。まず、軽症の方や発症初期は点鼻薬と言われる噴霧用のステロイド薬で対応することを勧めています。 症状が治まらなかったり、悪化した時は抗ヒスタミン薬などの内服を推奨しています。 (第1世代(眠気の強い)から第3世代(ほとんど眠気なし)
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令和6年2月28日放送ホグレル紹介 2回目
今回も3月1日オープンのナチュレを紹介します。
整体マシーン「ホグレル」は関節の可動域を広げ、自ら体の動かし方をマスターできる理想的な機器です。
その機器の特徴、サービスの内容を説明しています。
先週に引き続き、天川誠也さんがナビゲーターです。 -
令和6年2月21日放送フィットネスジム ホグレルの紹介
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令和6年2月14日放送瘀血による便秘対策
瘀血は血行不良のことですが、血が少ない血虚とは異なり、血は十分にあるのに巡りの悪い状態を言います。 滞った流れが改善すれば症状が改善するのです。
瘀血はじっとしていると症状が悪化するのが特徴です。その反対に体を動かすと症状が軽くなるのも特徴です。例えば、瘀血は肩こりや生理痛などの原因になりますが、その特徴は当てはまります。つまり、肩を動かして痛みが軽くなれば瘀血、生理中に痛みが強く、生理後に楽になれば瘀血が原因となります。
代表的な漢方薬は桃核承気湯、通導散です。 -
令和6年2月7日放送便秘の話 その3
漢方でも便秘は腸のトラブルと考えます。考え方として、腸の運動に支障があるか、腸の内容物が硬く停滞しているかを考えます。 その、どちらか、それとも、どちらも起きているのかを確認し、それらが生じる原因を漢方の診断方法に沿って解き明かし、改善に繋げます。
便秘の原因は主に4つ!
①胃に熱がこもって、便が硬く、腸に潤いが無い場合
②気が不足しているために腸の動きが低下している場合
③冷えにより動きが停滞している場合、
④瘀血・・・血行が滞って血が腸に行きわたらず腸の動きが停滞する場合
それぞれ、対策を解説しています。
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令和6年1月31日放送便秘の話 その2
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令和6年1月24日放送便秘の話 その1
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令和6年1月17日放送痛み その2
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令和6年1月17日放送痛み その2
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令和6年1月10日放送痛み その1
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令和6年1月3日放送新年の話